ヒトカゲと一緒に

ポケモンの構築、単体考察などなど

第40回委員会オフベスト8〜ステロ+状態異常+メガボーマンダ〜

お久しぶりです・。・

今回は第40回委員会オフで使用した構築晒しです。
今まで真皇杯予選には色々と参加してきたのですが中々納得のいく構築が作れなくて、色々と忙しいのと相まって更新をすっかりサボってましたが、やっと最後の最後にそれなりの構築が作れたかなと思います。


成績は委員会オフ予選6-2で2位抜け、決勝トナメ準々決勝でエンド―さんに敗れてベスト8でした。結構自信はあったので非常に悔しい;;
また、今回の構築は第132回九尾杯においてげろ研観察担当さんにも九尾杯に仕事で出れない私の代わりにほぼ同じ構築を使って頂き、こちらは予選5-2、本選ベスト8まで勝ち進んで頂きました。(微調整に付き合ってくれたげろ研さんありがとうございます・。・)
ボーマンダナットレイボルトロス
バシャーモマンムースイクン

ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 備考
ボーマンダ ボーマンダナイト 恩返し 身代わり 龍の舞 羽休め 威嚇→スカイスキン
ナットレイ 気合の襷 アイアンヘッド 大爆発 電磁波 ステルスロック 鉄の棘
化身ボルトロス オボンの実 10万ボルト 目覚めるパワー(氷) 電磁波 悪巧み 悪戯心
バシャーモ ラムの実 飛び膝蹴り フレアドライブ 鬼火 守る 加速
マンムー 命の珠 地震 氷柱針 氷の礫 毒毒 厚い脂肪
スイクン ゴツゴツメット 熱湯 凍える風 瞑想 リフレクター プレッシャー

今回の構築はメガボーマンダ入り。普通にメガボーマンダを運用すると障害となる耐久ポケモンクレセリアスイクン、ポリ2、サンダーetc…)上から電磁波撒いてくるポケモン(化身ボルトロスクレッフィetc…)で簡単に止まってしまうのがネックでした。ただこれらのポケモンのうち耐久ポケモンに関しては毒羽マンダで勝つことが出来る点に注目。(ただし従来の突破性能は薄くなってしまう…)なので、耐久ポケモン崩しと従来の突破性能をうまい事両立できないかなーと欲張った結果、マンダ以外のポケモンで状態異常をまき散らしマンダで起点にしていく。ついでに邪魔なボルトクレッフィ等も過程のついでに排除出来るような構築を目指してみました。その結果軸となるボーマンダ以外の5匹は相性補完を取りつつも見せ合い段階では狙いを悟られにくい普通の並びにすることで落ち着きました。また、各ポケモンに何かしらのギミックをいっぱい仕込んでいるので意表を突きつつも、どのポケモンを選出したとしても活躍出来るような感じになっております。


今回の構築を組むにあたって色々とブログを読み漁ったりしましたが、主にしばさんとくろもちさんの記事を参考にさせていただきました。→
http://shibamarie.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html(マンダとバシャの構成など)
http://curogomamoti.blog.fc2.com/blog-entry-93.html(襷ナット入り)
http://curogomamoti.blog.fc2.com/blog-entry-99.htmlスイクンの記事)
強い人、強いと思った構成を拝借して自分が使い易いようにアレンジ。色々と組み合わせて構築が出来る最近の構築作りのテンプレート^^


以下、個別紹介。
(尚、準伝説ポケモンに関しては全て相当個体値を甘えた非理想個体であり、それ前提で配分を考えたものなので、もしこれが理想値だったらという考察はしていません。故に実数値に関しては実際に使用した値を掲載させて頂きます・。・)

ボーマンダ

メガボーマンダボーマンダナイト
メガ前:197(212)-176(36)-101(4)-X-118(140)-135(116)/意地っ張り
メガ後:197-187-151-X-128-155
恩返し、身代わり、龍の舞、羽休め

火力目安
・1舞恩返しでH181B120メガガルーラに対して175〜206ダメージ(96,7%〜113,8%)
・1舞恩返し+ステロダメージでH203B120ガルーラを超高乱数1
・1舞恩返しでH227B189クレセリアに対して111〜131ダメージ(48,9%〜57,7%)

耐久目安
・C178珠バシャーモのめざ氷確定耐え
・C110スイクンの冷凍ビーム+ゴツメダメージを確定耐え
・C95クレセリアの冷凍ビーム+ゴツメダメージ2回を確定耐え
・C155までの不一致冷凍ビームを確定耐え
・残飯ヒ―ドランのマグマストーム等、A振ってないグライオンの岩石封じ、ナットレイアイアンヘッド等の攻撃で身代わりが壊れない。
・鬼火orリフレクター+威嚇を入れた状態で、A200テクニガッサの岩石封じ、カバルドンの氷の牙等で身代わりが壊れない。

・メガ前、最速ガッサ抜き、メガ後準速ガブ抜き。
・1舞で意地っ張りスカーフガブリアス抜き。

構築唯一のメガシンカにしてエースポケモン
周りでしっかりお膳立てしてからの全抜きを基本的には目指していく。
メガシンカ前の威嚇なども駆使してあらゆるポケモンに対して起点を作っていけるように、耐久にかなり努力値を割いた。大まかな目安は上記の通りで、最低限欲しい火力を残して後全て耐久力を伸ばせる数値の高さは配分を考える上で楽しい^^周りで毒や麻痺、火傷をばら撒けるので本来は突破し辛い高耐久ポケモン(クレセ、スイクン、サンダー、ポリ2等)も崩し易い。

攻撃技は必要な火力を最低限満たし、安定感のある恩返し。
状態異常耐性として身代わり、積み技の龍の舞、回復技に羽休め。この構成で幅広い相手と渡り合えた。より破壊力のある捨て身タックルでもいいが、HP管理が難しいと感じた。空元気は火力が足りなかった。

飛行技ワンウェポンなので、通りの悪い鋼とか電気タイプ(クチートジバコイルなど)悪戯電磁波組(化身ボルトロスクレッフィ)その他にバンギラスや氷の礫勢(マニューラマンムーパルシェン)辺りが割と天敵。
鋼やバンギラスには火傷させるか他で削るか倒すかすれば一応なんとかなるとは思う。

また対受けループにおいて、ヤドランに対して毒か火傷を撒ければよくある熱湯、電磁波、鉄壁、怠ける構成ならば無力化出来るので崩し易くなる(エアームドいたら怠い&ピクシーは自覚の問題)

ナットレイ

ナットレイ@気合の襷
164(116)-160(252)-151-X-136-58(140)/意地っ張り
アイアンヘッド、大爆発、電磁波、ステロ

ボーマンダのサポートが出来るステロ要因。キノガッサとフェアリーに強いステロ撒きを探していてこいつが見つかった。採用順番で言えば一番最後に入ってきたポケモン。初手で出して電磁波ステロ撒いて爆発して退場するだけで仕事が出来て、初めて使用したが非常に強かった。また初手ナットを置いてステロを撒くことで自然にキノガッサ対策が出来る点もポイント。リザードンキノガッサが同居しているパーティは結構多いので、カモに出来る。Sは電磁波後に準速ニトチャリザXやメガバシャ意識で58まで上げた。大爆発で耐久無振りのウルガモスボルトロスを相打ちに持って行けるくらいの火力はある。最後の技はアイアンヘッドにしてメガサーナイトに対してワンキル出来るようにした。(挑発や身代わりが飛んでくる可能性のあるサーナイトに対してアイアンヘッドで殴り倒すことでアドが取れる)また、電磁波とのシナジーもある。構築で打点の薄いカバルドンラグラージに刺さるパワーウィップも捨てがたいが、カバルドンはともかくラグラージのKPは現状では非常に低いため切りました。

このポケモンを運用するにあたって一番警戒しなければならないのがガルーラが炎技を所持しているのか否かの判断だろう。襷ナットレイを一撃で倒せる唯一のポケモンなので、ガルーラ入りに出す場合は相手のパーティがどの程度ハッサムナットレイへの打点があるかを視野にいれていきたい。

ボルトロス

化身ボルトロス@オボンの実
184(236)-X-86(16)-146(4)-100-179(252)/臆病
※悲しみのB18個体;;
10万、めざ氷、電磁波、悪巧み

起点作成&第2エース枠。最強の電磁波の使い手。
電磁波で起点作成をしつつ、自身も殴りに行けるポケモンとして採用。
構築単位でサンダーを誘い尚且つ処理速度が遅いこと、またボルトロス自身もサンダーを誘うため悪巧みを採用した型。
更に最低限A133鉢巻ファイアローフレアドライブを耐えるくらいの耐久力は欲しかったのでH振り。
悪巧みをうまく積めた後に、上を取って攻撃できる範囲を広げたかったので従来のボルトロス同様にSも最速とした。
(必要最低限のSは170でガブ抜きくらいだが、ボルトロスミラーを考慮してせめて同速勝負に持って行きたかった。)
ずぶとい個体ではないのは上記の理由から。(単純に持ってないからでもあるw)
ずぶといではない弊害はバシャーモ耐性が下がることくらいだが、麻痺さえ撒ければ十分である。
実数値を見るたびに個体を妥協したことを後悔したくなるような悲しい数値である;;

バシャーモ

バシャーモ@ラムの実
155-189(252)-90-X-91(4)-132(252)/意地っ張り
飛び膝蹴り、フレドラ、鬼火、守る

主にボーマンダが苦手な鋼タイプや、ガルーラなどの相手を担当。メガシンカすると見せかけてメガシンカしない枠。
起点作成や、自身が誘うクレセリアスイクン、サンダーに対する削りとして守ると合わせて鬼火を採用した。
どくどくでもいいのだが、ボーマンダが苦手な鋼タイプに無効なことと、鬼火による火力低下がボーマンダの威嚇と合わせて積みの起点にしやすくなるといったメリットがある。その他にも道連れ連打してくるゲンガ―やふいうちで縛ってくるクチートやガルーラに対してもあると便利。(バシャーモの残りHPが少ない時など)襷ガブやマンムーに対して上から鬼火を放つことで地震を耐えることも出来る。(ガブならステロ+火傷2回+飛び膝蹴りで高乱数)
持ち物は当初は命の珠で採用していたが、マンムーに持たせたかったので没収。代わりになんかいいアイテム無いかなと探した結果、ラムの実にたどり着いた。
ラムを持たせることでボルトロスクレッフィの電磁波を恐れずに殴りに行ける。(CSボルトならばステロ+フレドラで確定)
ボルトロス入りに対してステロを撒き、バシャでボルトを誘って電磁波を無力化しながら殴り倒して後続に鬼火を撒き、マンダで起点にして勝ち。という一つの綺麗な処理ルートが出来るようになるのがラムを持たせて一番大きかったことだったと思う。

マンムー

マンムー@命の珠
185-200(252)-101(4)-X-80-132(252)
地震、氷柱針、礫、毒毒

対電気枠として採用。ついでにドラゴンに対する圧力をかける。
襷をナットレイに持って行かれたので、火力を底上げ出来る珠で採用した。やはりステロ+礫でCSのボルトロスならば倒せる。
本来ならばボルトロスの処理を一任したいポケモンではあるが、最近のジャポの実解禁や、草結び持ちの増加に伴い、マンムーに任せるのは結構怖いのが難しいところ。選出率もそれほど高い訳ではないが見せ合いの圧力は結構大きいので居るだけで勝利に貢献してくれるような場面も結構多かった。
マンムー使うの初めてだったのでイマイチ出しどころがわからなかったというのもある。
こいつもクレセリアやポリゴン2を誘うのでバシャーモに仕込めなかった分、こちらにはきっちり毒を仕込んだ。毒を採用した珠マンムーは案外珍しいのかもしれない。
当初は氷柱針では無くピクシー対策というだけで地割れを採用していたがほぼ打つ機会が無かった^−;

スイクン

スイクンゴツゴツメット
204(240)-X-154(36)-111(4)-133-134(228)/ずぶとい
※哀しみのH28,D26〜27個体^−;
熱湯、こご風、リフ、瞑想

実数値を見るだけで悲しくなるポケモン第2弾^−;
対ガルーラ、ガブリアスファイアローや地面への打点確保を考慮してゴツメスイクンを採用。
構築全体でカバルドンに対して薄いのでカゴの実や寝言などを採用したいところではあるが、パーティコンセプトであるボーマンダへのサポートという点を最優先にした。ゴツゴツメットは炎Pガルーラへの交換先としてクチートハッサム等の物理ポケモンへのダメージ蓄積などに役立つ今更語ることもないアイテム。
最近よくいる203ガルーラを抜くためにSをかなり高い値に設定した。ついでなので準速マンムー抜きとこご風込みで130属抜きまで振った。最速キノガッサと同速だが、どうせこご風では倒せないので問題は無い。そうゆう意味では冷凍ビームの採用でもそれほど差し支えは無いが、S操作できる手段は出来るだけ多くあった方がよいと判断した。リフレクターはグロパンガルーラへの抵抗+ボーマンダや耐久甘えてるボルトロスを考慮しての採用。熱湯はこれまた語ることのないスイクン版鬼火。ラストには瞑想を採用した。これは構築全体でクレセリアの処理が遅い傾向にあるため処理速度の向上を狙ってのことです。
正直ここまでSに努力値を割くことに関して結構前から考えてはいたが、ORAS努力値の振り直しの手間の面倒さもあって、若干の抵抗があったのだが、くろもちさんのスイクンの記事を見つけてやっぱり試してみようかなという気持ちになりました。
結果としてはめちゃくちゃ強かったですw


★総評★

ボーマンダ以外のポケモンが全て何かしらの状態異常技を搭載することでどんな選出をしてもボーマンダのサポートに繋がるような構成にしたことで非常にボーマンダが選出しやすくなったことが成功の要因だったかなと思う。
構築単位で重いポケモンはパッと思いつく限りで、図太いボルトロス(草結びでも持っていようものなら特に辛い)、カバルドンラグラージ(欠伸ループ脱却が難しい。ラグラージに関してはKP的に切っている。)後はKPは低いがピクシーやジバコイルくらいで割と色んな構築に対等に渡り合えるのではないかと思う。後はスイクンクレセリアボーマンダが対面したときに龍の舞を選択しなければならないケースで相手が凍える風を持っていた場合、(冷凍ビーム凍結事故はしょうがない)電磁波か冷凍ビームの読み合い等で負けるケースがあるのでそこだけは気を付けないといけない。


★よくある選出パターン(ボーマンダは大体出す前提として)


・相手にキノガッサがいる場合とステロ+マンダで大体勝てそうな時
→初手ナットレイ、後ボーマンダと@1
・相手にサンダーがいる場合
ボルトロスマンムーを選出もしくはバシャーモで鬼火を入れていく。
・相手に化身ボルトロスがいる場合
バシャーモマンムーを選出。(出来れば初手ナットレイでステロを撒きたい)
・相手にガルーラがいる場合(ガブガルクレセドランなど)
バシャーモスイクンを選出(出来れば)
・相手にゲンガーがいるとき
バシャーモボルトロスは出来れば出したい。
・ステロを撒かなくてもなんとかなりそうな時
→刺さってるポケモン2匹+ボーマンダ(これも結構やる。ナットレイ自爆テロして1−1交換に持っていくような対面的な動きも可能)
・相手にマンムーがいる場合
→できればボルトロスは出したくない

大雑把に書くとこんな感じ。まあ選出困ったら初手ナットレイ、後発サポート役+ボーマンダでいい。
とまあ、今回はこんな感じです。


ORASになってからはガルーラとゲンガーとボーマンダしか使っていなかったので、
次はなんか別のメガシンカポケモンに手を出したいなと考えています。せっかくなんでね^^

最後に真皇杯シリーズで色々なオフで関わってくれた方々お疲れ様でした&ありがとうございました。
久々に真剣にポケモンに取り組めたシーズンだったのではないかと思います。
次はたぶん5月の北大阪オフ辺りに出ると思いますので、機会があればまたお会いしましょう。
それではノシ